[ ロボット ]
(2018/3/30 05:00)
サイバーダインと住友商事はロボットを使ったオフィスビル清掃の自動化、効率化へ向けて共同で取り組む。28日に共同事業の検討に関する覚書を結んだ。今後、サイバーダインの清掃ロボット「CL02」を住商子会社の住商ビルマネージメント(東京都中央区)とエス・シー・ビルサービス(同)が管理するオフィスビルに順次導入する。
サイバーダインと住商は、東京、大阪、名古屋の住商グループ会社が管理するビルに清掃ロボットを導入する。併せて清掃ロボットの自律的なエレベーターの乗降を可能にするなどオフィスビル清掃の効率化への共同検証を進める。清掃員の高齢化や労働力不足が深刻化する清掃現場の課題を解決するため、作業効率や清掃品質を高めつつ安全性を高める新たな清掃業務の形を提案していく。
住商は2001年に清掃ロボットシステムを実用化した。だが、磁気テープと走行距離で位置を確認しつつプログラムされたルート通りに清掃するため、清掃エリアが共用部のみに限定されるなど課題があった。
サイバーダインは13年に富士重工業(現SUBARU)から清掃ロボット事業を譲り受け、磁気テープなしで走行できる清掃ロボットを開発した。
(2018/3/30 05:00)