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[ エレクトロニクス ]
(2018/4/13 05:00)
■需要拡大、長期化に備える
半導体業界では、半導体需要が長期的に拡大し続ける「スーパーサイクル」に入ったとの見方が強まっている。半導体は夏季オリンピックが開催される年の前後に需要のピークを迎え、その後一気に落ち込む―といった変動を繰り返す「シリコンサイクル」が起こることで知られる。だがIoT(モノのインターネット)などの技術革新により、半導体製造に必要な装置や部材の需要が増えている。生産体制を強化する各社の取り組みを探る。初回は東京エレクトロン。
【販売額過去最高】
半導体製造装置・材料の国際団体である米SEMI(カリフォルニア州)の調査によると、2017年の半導体製造装置の販売額は、グローバルで16年比37%増となる566億ドルを記録。円換算で6兆円超と17年ぶりに過去最高を更新した。
半導体製造装置で国内首位の東京エレクトロンは、山梨県や宮城県などに生産拠点を持つ。半導体業界が...
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(2018/4/13 05:00)
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