- トップ
- 商社・流通・サービスニュース
- 記事詳細
[ 商社・流通・サービス ]
(2018/4/15 18:30)
東京ディズニーランド(千葉県浦安市、TDL)が15日、1983年の開園から35周年を迎えた。小さな子供連れに人気のアトラクション「イッツ・ア・スモールワールド」をリニューアルし、映画「アナと雪の女王」のエルサやアナなどが新たに登場した。750億円を投じ、「美女と野獣」の世界を体感できる施設などを2020年春に導入し、入園者をさらに増やしたい考えだ。
浦安市は朝方、風雨が強かったが、小学5年の長男と開園前から並んだ東京都江東区の男性会社員(40)は「35周年のイベント当日だから雨でも来た。新しいパレードを見たい」とほほ笑んだ。
TDLと東京ディズニーシー(TDS)を合わせた入園者は17年7月に累計7億人を突破した。「季節ごとのイベントを強化し、いつ来ても楽しめるようにした」(運営会社のオリエンタルランド)ことで、高い集客力を維持している。
混雑を緩和しつつ、訪日外国人客らを取り込むため、TDLとTDS合計で現在約100ヘクタールの敷地を20年代に拡張することを検討している。投資額は数千億円に上る見通しだ。加賀見俊夫オリエンタルランド会長は15日の式典で「パークの拡張を検討している。オンリーワンのリゾートを目指す」と語った。
大人用の1日券「1デーパスポート」の価格は現在7400円。「アトラクションが増え、テーマパークの価値が向上した」として順次値上げし、開業当初(3900円)の2倍近くになった。一方、年間パスポートは今年3月、お盆や年末など混雑時に利用を制限し、2000~4000円下げた。(時事)
(2018/4/15 18:30)