[ ICT ]
(2018/4/18 07:30)
米IBMの1-3月(第1四半期)決算では売上高が前年同期比5.1%増加した。ドル安や一部の比較的新しい事業の伸びに支えられ、長年の減収傾向を反転させる取り組みに再び成功した。
1-3月期の売上高は191億ドル(約2兆円)となり、アナリスト予想平均の188億ドルを上回った。クラウドや人工知能(AI)技術、モバイル重視ビジネスを含め「戦略上必要不可欠」と同社が位置付ける事業部門の売上高は前年同期比15%増の90億ドルだった。バーンスタインのアナリストらは同グループの売上高を10ー11%増と予想していた。
IBM全体では増収は2四半期連続。それ以前は5年余りにわたり四半期ベースで減収が続いていた。ジニ・ロメッティ最高経営責任者(CEO)はコストを削減し、多数の職を米国外に移した。新規事業ラインがメインフレームコンピューターの販売回復を後押し、売上高が伸びつつある。
1-3月期の調整後1株利益は2.45ドルで、前年同期比で4%増加した。ブルームバーグが集計したアナリスト予想平均は2.42ドルだった。(ブルームバーグ)
(2018/4/18 07:30)