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[ 医療・健康・食品 ]
(2018/4/19 16:30)
米プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)は19日、独メルクの消費者部門を約34億ユーロ(約4520億円)で買収すると発表した。消費財メーカーであるP&Gの商品ラインアップにビタミン剤やサプリメント、鎮痛剤といったOTC医薬品(市販薬)の一群が加わる。
今回の買収により、P&Gは消費者向けヘルスケア事業を拡大できるほか、地理的な領域も広がる。メルクは昨年、がん治療薬「バベンチオ」などの新薬の試験に資金を投じるため、同部門を売りに出していた。
P&Gのデービッド・テーラー最高経営責任者(CEO)は「OTC医薬品市場の着実で広範な伸びを好ましく思っており、消費者向けヘルスケア事業のポートフォリオが加わることを喜んでいる」と述べた。
P&Gによるメルクの部門買収は米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が先に伝えていた。(ブルームバーグ)
(2018/4/19 16:30)