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[ 自動車・輸送機 ]
(2018/4/26 11:00)
【ニューヨーク時事】米自動車大手フォード・モーターは25日、「フュージョン」などセダン系車種の北米での販売をほぼ打ち切る方針を明らかにした。新車市場が縮小局面を迎える中、需要が底堅く利幅の大きい大型車に経営資源を集中させ収益確保を図る。
米国では、ガソリン安などを背景に燃費性能が売りのセダンに対する消費者離れが進み、新車販売に占める比率は3割台に落ち込んでいる。フォードのセダン販売も大幅減が続いており、業績改善は難しいと判断した。
同社は今後、セダン系を、人気の高いスポーツ車「マスタング」と、来年投入する新型クロスオーバー車「フォーカス・アクティブ」の2車種に絞る。ただ、ハイブリッド車(HV)などの電動モデルでは販売を継続するという。
一方、競争力の高いピックアップトラックやスポーツ用多目的車(SUV)、商用車に力を注ぎ、2020年までに北米事業に占めるこれら大型車の割合を9割に引き上げる考え。
(2018/4/26 11:00)