[ ICT ]
(2018/5/1 05:00)
大日本印刷は、りそな銀行やゆうちょ銀行など14行と共同で、スマートフォン用アプリケーション(応用ソフト)を使った顔認証システムの実証実験を5月に始める。運転免許証と顔写真のデータを同アプリで照合し、不正利用でないことを確認する。実用化すれば、インターネットバンキングでIDやパスワードを使って本人確認する従来の方法に比べて手間が省けるという。
大日本印刷が開発した同アプリは、スマホで撮影した運転免許証の顔写真と、スマホで本人が撮影した顔写真を登録すると、それぞれの写真を照合する。不正利用でないかを確認できるため、本人確認書類の送付やパスワードの管理などの負荷軽減にもつながる。
各金融機関は実証実験を6月まで行い、同アプリの活用方法を検討する。一方、大日本印刷は実験の結果を基に預金口座振替や送金、キャッシュカードの発行など、同アプリの機能拡張につなげる。
(2018/5/1 05:00)