[ 政治・経済 ]
(2018/4/28 09:30)
【ワシントン時事】米CNBCテレビは27日、トランプ政権が3月下旬に発動した鉄鋼、アルミニウムの輸入制限をめぐり、特定の国・地域に限って一時的に適用を除外した措置を、期限が切れる5月1日以降も延長する可能性があると報じた。カナダ、メキシコが延長の候補に挙がっているという。
米政権は安全保障上の脅威に対抗するため鉄鋼製品に25%、アルミ製品に10%の追加関税を適用した。今月末までの適用除外対象はカナダ、メキシコ、欧州連合(EU)など7カ国・地域。
米国は輸入制限を猶予する代わりに貿易交渉で相手国に譲歩を要求している。このためCNBCは交渉の進み具合に応じて除外の延長期間が異なると指摘。大詰めを迎えた北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉では、カナダとメキシコが除外措置を続けるよう訴えている。
(2018/4/28 09:30)