- トップ
- 自動車・輸送機ニュース
- 記事詳細
[ 自動車・輸送機 ]
(2018/5/10 05:00)
【高雄=時事】台湾と米国の防衛・軍需企業による「国防産業フォーラム」が10日、南部・高雄で開かれた。米台は当局者も交えた企業交流を米国で定期的に実施してきたが、台湾で行うのは初めて。米政府は台湾の潜水艦建造計画に対する米企業の関与を解禁するなど、自主防衛力の強化を目指す蔡英文政権への協力姿勢を鮮明にしている。今回のフォーラムは民間企業交流の一環だが、最近の米台接近を象徴した形だ。
フォーラムには、台湾の造船や航空関連企業42社のほか、米国からロッキード・マーチン、レイセオンなど10社以上が参加。台湾政府を代表してあいさつした沈栄津経済部長(経済相)は「台湾企業は高い技術力を持つが、技術を統合するノウハウが不足している」として、米企業に一層の協力を要請した。
米太平洋陸軍司令官を務めた退役中将のワーシンスキー氏も米企業幹部として出席し、「今回のフォーラム開催をきっかけに、防衛分野での米台交流を深化させたい」と報道陣に語った。
(2018/5/10 05:00)