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[ エレクトロニクス ]
(2018/5/23 18:30)
世界最大の半導体メーカー、韓国のサムスン電子は、回路線幅が7ナノ(ナノは10億分の1)メートルのプロセッサー生産を近く開始すると明らかにした。半導体受託生産で台湾積体電路製造(TSMC)からのシェア奪取を目指す。
年内に7ナノ生産を開始し、来年の顧客向け大量生産に間に合わせる予定だ。スケジュール的に一部競合他社と大差ないが、業界が長年苦しんできたプロセスの習熟で勝っているとサムスン電子は説明している。
同社は昨年、半導体の年間販売で初めて米インテルを抜いて首位となった。現在は、伸びている半導体受託生産の世界で影響力を広げようとしている。米アップルやクアルコムなど大手テクノロジー企業は部品を自社で設計、その生産をTSMCなどに委託している。(ブルームバーグ)
(2018/5/23 18:30)