[ 機械 ]
(2018/5/28 05:00)
【名古屋】豊田自動織機は電動フォークリフト「ジェネビー」シリーズで、稼働時間を従来比約7割延長した積載量3トンモデル(写真)と同3・5トンモデルを6月18日に発売する。同3トン系は電力消費量が多く、稼働時間を確保しにくかったが、鉛蓄電池の大容量化で長時間稼働を可能にした。価格は566万7000―612万7000円(消費税抜き)。年間60台の販売を目指す。
同3トン系で高容量の鉛蓄電池を搭載した「ハイキャパシティ車」の位置付けで、ラインアップを拡充する。一定の作業サイクルパターンの比較では、同3トンモデルで稼働時間が16時間30分となり、標準車と比べ約67%伸びる。同3・5トンモデルは15時間10分で、同約69%の延長となる。
同社によると同3トン以上のモデルはパワーが必要なためディーゼルエンジン車の需要が大きいが、顧客の環境意識の高まりで電動車の市場が伸びているという。使い勝手を高めた新モデルにより、木材業や産業廃棄物業などで需要を取り込む。
(2018/5/28 05:00)