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[ 科学技術・大学 ]
(2018/5/29 15:30)
【サンパウロ=時事】ペルー文化省は28日、南部海岸砂漠にある地上絵で有名なナスカに近いパルパで、ドローンを使って新たに25以上の地上絵を確認したことを明らかにした。ロイター通信が伝えた。
地上絵のほとんどはナスカ文化を数百年さかのぼる2000年以上前に存在したパラカス文化時代のものとみられ、砂漠にシャチや踊る女性などが描かれているという。
新たな地上絵は以前から住民の間では存在が認識されていたが、ドローンからの空撮によって特定された。考古学者のイスラ氏は「(ドローンは)われわれの考証を広げ、新たな地上絵群の発見を助けてくれる」と研究に果たすドローンの役割に期待を示した。
パルパはナスカの北方に位置。丘などに施された地上絵は、1994年にナスカとともに世界遺産に登録されている。
(2018/5/29 15:30)