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[ 自動車・輸送機 ]
(2018/6/23 12:00)
【シリコンバレー=時事】米アリゾナ州で3月、歩行者をはねて死亡させる事故を起こした米配車サービス大手ウーバー・テクノロジーズの自動運転車に乗車していた安全要員の女性が、衝突時にスマートフォンで動画を視聴していたとみられることが22日、明らかになった。ロイター通信などが地元警察の報告書の内容を報じた。
警察が入手した動画配信サービス「Hulu(フールー)」の記録では、女性のアカウントには衝突時までの42分間、番組が配信されていた。車載カメラの映像でも女性が手元に目線を落としているのが確認され、警察は注意が払われていれば「(事故は)完全に回避可能だった」と結論付けている。
米運輸安全委員会(NTSB)が5月に公表した中間報告によると、女性は衝突まで1秒を切ってからハンドルを握り、ブレーキを踏んだのは衝突後だった。ただ、女性はNTSBに対し「自動運転の装置を監視していた」と説明し、スマホ使用は否定した。
(2018/6/23 12:00)