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[ 自動車・輸送機 ]
(2018/6/24 13:30)
米ゼネラル・モーターズは「シボレー・ブレイザー」をより洗練されたスポーツ型多目的車(SUV)として復活させる。トランプ米大統領が輸入車への関税賦課も辞さない態度を示しているにもかかわらず、メキシコで本体を組み立てる計画だ。
トラック風で角張ったデザインが特徴だったブレイザーは1994年に「タホ」と改名され、市場から姿を消した。新生ブレイザーはメキシコのラモスアリスぺ工場で、乗用車ベースのSUVとして組み立てられる。
メキシコで組み立てる決定は論争を呼ぶ可能性がある。トランプ大統領は国内の雇用拡大に寄与するよう自動車メーカー圧力をかけるほか、北米自由貿易協定(NAFTA)を分裂させる可能性や、全輸入車に25%の関税をかける方針までちらつかせて、メキシコその他の国に流れた雇用を取り戻そうとしている。
GMがメキシコでブレイザーを組み立てることを決めたのは何年も前で、SUV組み立て工場は当時全てが3交代制で稼働しており、ブレイザーの組み立て能力が十分なのはラモスアリスぺ工場のみだったと、同社広報担当のケイティー・アマン氏は電話で語った。(ブルームバーグ)
(2018/6/24 13:30)