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[ エレクトロニクス ]
(2018/6/25 12:00)
米ゼネラル・エレクトリック(GE)は工場向け発電機部門をプライベートエクイティー(PE、未公開株)投資会社アドベント・インターナショナルに30億ドル(約3300億円)以上で売却する合意に近づいている。米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が伝えた。
同紙が事情に詳しい複数の関係者を引用して報じたところでは、アドベントは米エンジンメーカーのカミンズに競り勝ったもようで、合意が25日にも発表される可能性がある。資産にはイエンバッハやウォーキシャの産業エンジン事業が含まれる。
GEの担当者はうわさや臆測にはコメントしないとした。アドベントとカミンズには営業時間外に取材を試みたが連絡が取れていない。
GEのジョン・フラナリー最高経営責任者(CEO)は非中核資産の売却や航空やヘルスケア分野などへの事業絞り込みを進めており、1世紀の歴史を持つ機関車部門の売却で合意してから数週間しか経っていない。経費削減や経営陣刷新と並行して進めている資産売却は同社の株価下落に歯止めをかけるのが狙い。同社は26日付でダウ工業株30種平均から除外される。(ブルームバーグ)
(2018/6/25 12:00)