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[ 自動車・輸送機 ]
(2018/7/5 14:00)
独フォルクスワーゲン(VW)のVWブランドは、来年から国内でカーシェアリング市場に参入する。投入するのは電気自動車(EV)のみ。米ジップカーやダイムラー子会社カー2ゴーのサービス開始から10年以上経ての参入となる。
VWはVWブランドのEV販売台数が2025年までに100万台を超える見通しを示していたが、今回の市場参入計画を説明する際に、販売台数がこの水準を「はるかに上回る」可能性を示した。アウディやポルシェ、スコダなどのブランドを含めたVWの昨年の総販売台数は1070万台だった。
4日の発表資料によると、VWは来年からドイツでEVのカーシェアリング事業を開始し、20年に世界の主要都市にサービスを広げる。今回の決定により、計画中のEVラインアップへの需要が押し上げられる可能性がある。同社の最初の独立型完全電気自動車であるハッチバック「I.D.」は来年に生産開始の予定。
VWブランドの販売を統括するユルゲン・ シュタックマン氏はベルリンでの記者会見で「われわれの目標は25年にEVを100万台余り販売することだ。ただ、足元のプランでは実際に100万台をはるかに上回ることができそうな状況だ」と説明した。(ブルームバーグ)
(2018/7/5 14:00)