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[ エレクトロニクス ]
(2018/7/14 08:00)
【ムンバイ=ロイター時事】韓国のサムスン電子は9日、ニューデリー近郊ノイダで携帯電話工場の新たな生産設備を正式に稼働させた。同社は携帯電話の生産拠点として世界最大規模としている。世界で最も急成長するインドの携帯電話市場で生産体制を拡充する計画の一環。
中国などの他の生産拠点でコストが上昇傾向にあるため、ノキアにとってはノイダ工場の生産が規模の面から見て割安になるとみられている。
この日開かれた記念式典には、韓国の文在寅大統領とインドのモディ首相が出席した。モディ首相はあいさつで、「約500億ルピーの投資は、インドにおけるサムスンのビジネス関係を強化するだけでなく、両国関係で重要な役割を果たすだろう」と語った。
サムスンは昨年、今後3年間に492億ルピー(約7億1657万ドル)を投じてノイダ工場の生産能力を拡大する方針を表明した。携帯電話の生産能力を段階的に引き上げ、完了後には年産規模を現状の約2倍の1億2000万台とする。
インドでは今年初め、中国の小米科技(シャオミ)が出荷台数ベースで最大のブランドになった。ノイダ工場は、サムスンがこうした競合他社とより効率的に競争するのに役立つ見通し。
(2018/7/14 08:00)