[ ICT ]
(2018/7/30 05:00)
米ベライゾン・コミュニケーションズは年内にロサンゼルスとサクラメントの家庭向けに初の第5世代(5G)高速移動通信システムを導入するに当たり、テレビ番組のネット配信サービスでアルファベット傘下のグーグルかアップルと提携することを目指している。事情に詳しい関係者1人が明らかにした。
協議は非公開だとして同関係者が匿名を条件に語ったところでは、協議は継続中で、依然として破談もあり得る。ベライゾンは独自のテレビ番組ライブ配信サービスの開発で後れを取っており、提携が実現すれば5Gサービスを4都市に導入する目標を年末までに達成する上で寄与する可能性がある。
ベライゾンは新たな5Gワイヤレス技術を使い、固定回線並みかこれを上回る速度で家庭にモバイルサービスを提供する計画。いずれはインターネットやオンラインテレビのパッケージプランを消費者に販売し、コムキャストやAT&Tのケーブルテレビ(CATV)と固定回線サービスに対抗する。
アルファベット傘下のユーチューブとアップルはいずれもコメントを控えている。(ブルームバーグ)
(2018/7/30 05:00)