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[ 科学技術・大学 ]
(2018/8/13 12:00)
公開された温室効果ガス観測技術衛星「いぶき2号」(11日、茨城県つくば市の筑波宇宙センター=時事)
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は11日、茨城県つくば市の筑波宇宙センターで、温室効果ガス観測技術衛星「いぶき2号」を報道陣に公開した。2009年に打ち上げられた「いぶき」の後継機で、今年度中に鹿児島県・種子島宇宙センターから打ち上げられる。
いぶき2号は、JAXAが開発と運用を、環境省と国立環境研究所がデータの解析などを担当。二酸化炭素(CO2)やメタンガスなどの温室効果ガスの濃度を全地球規模で精密観測する。
公開されたいぶき2号は、高さ約5.3メートル。初代いぶきに比べ、CO2などを検出するセンサーの精度を約10倍に向上させたほか、大都市など人為的なCO2排出源を集中的に観測する能力も高めた。
総事業費は、打ち上げや5年間の運用費なども含め約440億円。(時事)
(2018/8/13 12:00)