(2018/8/23 17:00)
米ロッキード・マーチンの次世代戦闘機F35は、生産上の問題のため納入遅延が続いている。それでも、国防総省は過去最大規模の110億ドル(約1兆2200億円)に上る可能性がある契約を同社に発注する構えだ。
国防総省の国防契約管理局はブルームバーグ・ニュースに対し、ロッキードが6月末までに国内外の発注先に納入する308機のうち、209機の生産が遅れていることを明らかにした。ロッキードと国防総省のF35プログラムオフィスが、年内に期限を迎える91機全てが予定通り納入されると見込んでいる一方で、国防契約管理局は7機が期限に間に合わないとの見通しを示した。
「政府はロッキード・マーチンとそのサプライヤーに、より良い成果を期待および要求している」と国防契約管理局のマーク・ウッドベリー報道官は指摘した。国防総省は9月前半までに141機のF35契約の発注を完了する見通し。(ブルームバーグ)
(2018/8/23 17:00)