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[ 商社・流通・サービス ]
(2018/8/30 13:30)
配車アプリで中国最大手の滴滴出行は、同社の相乗りサービス「順風車(ヒッチ)」を利用した女性客が運転手に殺害される事件が再び起きたことを受け、公開書簡で謝罪し、事業の成長より顧客の安全を優先すると誓った。
滴滴の程維会長と柳青社長は「成功を測る基準として規模と成長を用いることをやめる」とし、「唯一かつ最も重要なパフォーマンス指標として安全を優先する」とコメント。順風車のビジネスモデルを「徹底的に見直し」、「利用者に受け入れられる安全確保の仕組みを構築するまで無期限」にサービスを停止すると表明した。
順風車の女性客が今年5月に続き殺害されたことを受け、滴滴は国営メディアや当局などの批判にさらされていた。ソーシャルメディア上では同アプリを削除する動きも始まっている。
24日の殺害事件を受け、滴滴はサービス停止と幹部2人の更迭を26日に発表。28日の謝罪文では、乗客を守ることができず、乗客殺害について「われわれの責任を引き受ける」必要があると記した。(ブルームバーグ)
(2018/8/30 13:30)