[ その他 ]
(2018/9/7 05:00)
10日に発売する日刊工業新聞社発行の月刊誌「機械設計」10月号では、「油圧技術の今がわかる実務講座」を特集する。
油圧は大きな動力を柔軟かつ機敏に制御・伝達できる特徴を生かし、産業機械や建設機械をはじめ、多くの機械装置に利用されている。最近はこれに電気電子・情報・制御技術が加わることにより知能化が進みながら発展している。その結果、振動・騒音などの環境問題への対応も進んできた。本特集では、こうした現状を踏まえ、油圧に関する最新技術を取り上げ解説する。
総論では、本特集を監修した防衛大学校の西海孝夫教授が「油圧機器・システムの技術開発動向」と題し、最近の注目すべき技術的成果を紹介した。例えば電動技術とのハイブリッド化の事例として、産業機械での油圧ポンプ回転数制御システムや建設機械での油圧ショベルのハイブリッド化を取り上げた。
続いて省エネルギー技術、低燃費化技術、エネルギー回収技術、ポンプ内部の流動解析技術、振動・騒音対策技術、状態監視におけるIoT(モノのインターネット)活用などに関して、第一線で活躍中の設計開発技術者に解説してもらった。
(2018/9/7 05:00)