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(2018/9/7 17:30)
関西電力は7日の会見で、台風21号による管内(2府6県)停電状況について、8日以降も約5万1360軒が復旧に時間を要するとの見通しを明らかにした。変圧器の故障や樹木の倒壊、飛来物の散乱などで、立ち入り困難な場所が相次ぎ判明し、復旧が長期化している。関電は当初、7日にも管内全域においておおむね復旧を目指すとしていた。
復旧に時間を要するのは、一番多い和歌山県が3万9070軒、大阪府約3090軒、京都府約6300軒、兵庫県約440軒、奈良県1240軒、滋賀県1220軒(7日8時現在)。福井県と三重県は7日中におおむね復旧する見通し。
復旧がどの程度長期化するかは、明らかになっていない。関電は長期化する地域について、8日以降に同社ホームページで市町村単位の情報を順次、更新する。1995年に発生した阪神・淡路大震災では停電の完全復旧に7日間かかったが、今回の停電は範囲が広く7日間を超える見通し。復旧が長期化する地域は自治体を通じて、発電出力1キロワットのポータブル発電機(約550台)を貸し出す。
(2018/9/7 17:30)