- トップ
- 科学技術・大学ニュース
- 記事詳細
[ 科学技術・大学 ]
(2018/9/13 05:00)
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は12日、探査機「はやぶさ2」の小惑星「リュウグウ」への着陸に向け、11日から行っているリハーサルを中断したと発表した。高度40メートル以下まで接近した後、再上昇する計画だったが、約600メートルの高さで高度測定ができなくなり、自動的に降下を中止した。機器に異常はないという。
JAXAによると、はやぶさ2は上空約20キロメートルから、レーザー高度計でリュウグウの地表にレーザー光を発射し、反射時間で距離を測定しながら降下。12日午後、これまでで最も低い高度約600メートルまで降りた時点で、高度計を近距離モードに切り替えようとしたが、リュウグウ表面が暗く反射率が低いため、反射光を受信できなくなった。
このため、はやぶさ2が自動的に異常を検知し、上昇を開始。レーザー高度計自体に異常はないため、JAXAは設定値の見直しなどを検討する。(時事)
(2018/9/13 05:00)