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[ 自動車・輸送機 ]
(2018/9/27 10:00)
米フォード・モーターのジム・ハケット最高経営責任者(CEO)はトランプ政権に対し、貿易面での対立を早急に解決するよう訴えた。同社は既にトランプ大統領が賦課した輸入関税で損失を被っており、問題が迅速に解決されなければ「一層の打撃」を受ける恐れがあると説明した。
ハケットCEOはブルームバーグテレビジョンのインタビューで、「鉄鋼関税が利益を約10億ドル(約1130億円)押し下げた。皮肉なのは、現在当社の利益源は大半が米国内ということだ」と説明。「関税が長期化すれば、一層の打撃を被ることになる」と加えた。
フォードのグローバル市場担当プレジデント、ジム・ファーリー氏も8月、トランプ政権の鉄鋼・アルミニウム関税について、「極めて強い逆風」だと指摘。その数週間後、フォードはトランプ政権による中国産自動車への追加関税を理由に、クロスオーバー「フォーカス・アクティブ」を中国から輸入する計画を取りやめた。
ハケット氏は「われわれがトランプ政権に求めるのは、中国・欧州と早急に合意を結ぶということだ」と述べた。(ブルームバーグ)
(2018/9/27 10:00)