【電子版】キャセイパシフィック航空、940万人の個人情報流出 カード番号も

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  ホッグCEOによると、現時点では情報が悪用された証拠はないという（17年1月、キャセイパシフィック航空機・香港国際空港＝ブルームバーグ）

【香港＝時事】香港航空最大手のキャセイパシフィック航空は24日、子会社のキャセイドラゴン航空と合わせ、顧客940万人分の個人情報が流出したと発表した。両社は香港と日本国内6都市を結ぶ路線を運航しており、日本人も含まれている可能性がある。

　流出したのは顧客の名前や国籍、生年月日、電話番号やメールアドレスのほか、マイレージ会員番号や旅券番号など。顧客のクレジットカード番号が流出した例も確認された。

　キャセイパシフィック航空は今年3月にシステム上で不審な動きを把握、5月に不正アクセスを確認した。同社のホッグ最高経営責任者（CEO）は情報流出を謝罪した上で、「情報が悪用されたとの証拠はない」と説明した。