[ 政治・経済 ]
(2018/11/23 09:00)
【パリ=時事】世耕弘成経済産業相は22日、パリでフランスのルメール経済・財務相と会談し、仏自動車大手ルノーと日産自動車、三菱自動車の3社連合などをめぐり協議した。ロイター通信によると、両氏は、カルロス・ゴーン容疑者の逮捕を受けた先の電話会談で一致した、日産とルノーの提携関係を強力に支援していく方針を改めて確認した。
日産は22日の取締役会でゴーン容疑者の会長解任を決めた。三菱自も取締役会を26日に開き、ゴーン容疑者の会長職を解く。一方、ルノーは「推定無罪の原則」(ルメール氏)に基づき、ゴーン容疑者の会長兼最高経営責任者(CEO)解任を見送っている。
ルノーは3社連合について「連合強化継続を重視し、非常に注視している」と表明。ボロレ暫定副CEOの指揮下で「通常の業務継続を保証する」とし、仏メディアなどが報じた「3社連合解体の危機」の打ち消しに努めている。
(2018/11/23 09:00)