【電子版】米ホテル大手マリオット、5億人の個人情報流出 不正アクセスで

• 

  ウェスティン・シカゴ・リバーノースホテル（11月30日、イリノイ州シカゴ＝ブルームバーグ）

【ニューヨーク＝時事】米ホテルチェーン大手マリオット・インターナショナルは30日、傘下のスターウッドの予約情報データベースが不正なアクセスを受け、スターウッドの宿泊施設を予約した最大5億人の個人情報が流出したと発表した。スターウッドは「シェラトン」「ウェスティン」などのホテルブランドを運営している。

　マリオットによると、3億2700万人の氏名や住所、メールアドレス、パスポート番号、クレジットカード番号などが流出。クレジットカード番号は暗号化されているが、暗号解読に必要な情報が盗まれた可能性も「排除できない」としている。これ以外の顧客は主に名前が流出した。

　9月に不正アクセスの警告を受け、調査を開始。2014年から不正アクセスを受けていたことが判明した。

　マリオットは16年にスターウッド・ホテルズ＆リゾーツ・ワールドワイドを買収した。