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【電子版】先週の注目記事は?(解説付き)

(2018/12/11 05:00)

■アクセスランキング・ベスト10(12/3~12/9)

1位 退役間近のファントムに4万人、百里基地航空祭

2位 パナソニック、次世代光ディスク増産 主力工場で生産能力8倍へ

3位 電磁パルスでドローン無力化 関東航空計器、製品販売へ市場調査

4位 日産、「ゴーン問題」ルノーに情報提供 検察に確認へ

5位 シャープ、亀山で生産縮小 地元労組が大量雇い止め主張

6位 絶縁樹脂に導通経路形成 アルメディオ、炭素繊維混濁液で実現

7位 三菱重工、沿岸警備用無人機システム参入 来年度完成へ

8位 “茶飲みケーション”で組織強く 日立ソリュ、全社で展開

9位 “ミノムシの強い糸”産業化へ 興和と農研機構、基本技術開発

10位 “ゴーン・ショック”、EV合従連衡に冷水 素材各社、混乱懸念

 いよいよ日本列島に寒波がやってきたようです。東京都内では、朝の通勤時にコートやマフラー、手袋をしている人が目立つようになりました。

 先週の電子版記事のアクセストップは、3日付の「退役間近のファントムに4万人、百里基地航空祭」でした。ファントムとは米マクドネル(現ボーイング)が開発した艦上戦闘機F4の愛称で、三菱重工業のライセンス生産などで航空自衛隊は1971―81年度に計140機を導入しました。空自では戦闘機のF4-EJ(改)と偵察機のRF-4Eが今も活躍はしていますが、装備の世代交代に伴い、年々退役。実戦配備されているファントムは現在、茨城県の百里基地所属の機体のみです。日本には航空母艦がなく陸上での運用です。

 40機強という、まとまった数のファントムが活躍しているのは世界でも同基地だけになっています。空自の航空祭と言えば、アクロバット飛行で有名な飛行隊「ブルーインパルス」による展示飛行が関心を集めますが、今回の百里基地航空祭にはブルーインパルスは参加しませんでした。それでも、ブルーインパルスが参加した2年前の航空祭と変わらない入場者を集めたのは、去りゆくファントムを一目見ておきたいという航空ファンがいかに多かったかということです。

 ファントムは日本の航空機製造の歴史の一コマでもあります。

(2018/12/11 05:00)

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