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[ 自動車・輸送機 ]
(2018/12/15 16:30)
【ロンドン=AFP時事】英航空機・船舶エンジン製造大手ロールス・ロイスは12日、大型航空機エンジンの設計承認事業をドイツに移管すると発表した。
メイ英首相は先日、議会下院で予定されていた欧州連合(EU)離脱合意案の採決を延期した。ロールス・ロイスは「EU離脱合意案の採決や政治宣言を先送りした英政権の決定を注視している」と述べた。
その上で、ドイツへの事業移管計画をめぐって欧州航空安全局(EASA)と連携しており、来年3月29日のEU離脱に備えて部品在庫の積み増しに着手していることを明らかにし、「不足事態への対応計画を引き続き実施する」と表明した。
ロールス・ロイスは英国内で2万2000人を雇用している国内有数の製造業グループ。英のEU離脱が「合意なき離脱」になり、税関が復活した場合には、部品のサプライチェーンに打撃が及ぶ恐れがある。
(2018/12/15 16:30)