[ ICT ]
(2018/12/17 17:00)
【台北=時事】台湾の中央通信によると、パソコン大手ASUS(エイスース)は13日、沈振来・最高経営責任者(CEO)が退任し、グローバル副総裁を務める許先越氏と胡書賓氏の2人が来年1月1日付で共同CEOに就任すると発表した。エイスースはスマートフォンの販売低迷などから、業績が悪化しており、トップ交代と共同CEO制への移行で経営の立て直しを図る。
エイスースは13日開いた取締役会で、トップ人事のほか、不振のスマートフォン事業について、ゲームユーザーやPCに精通するパワーユーザーに特化する方針を決議。人工知能(AI)とIoT(モノのインターネット)技術を融合したAIoT領域に戦略投資する計画も承認した。辞任する沈CEOはAIoT技術を開発する企業を新たに立ち上げ、エイスースが同社に30%出資することも決めた。
(2018/12/17 17:00)