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[ 自動車・輸送機 ]
(2018/12/22 07:00)
【パリ=時事】日産自動車の筆頭株主である仏自動車大手ルノーの経営陣に近い同社関係者は「日産の株主としての役割を何としても果たす」と語り、日産の前会長カルロス・ゴーン容疑者の事件で揺らいだ企業統治の立て直しに向け、主導権を奪還することに意欲を示した。仏紙ルモンド(電子版)が20日、報じた。
ルモンドによれば、このルノー関係者は「困難な状況にある日産のガバナンスをできるだけ早く立て直さなければならない。ビジネスに集中する必要がある」と主張。「日産が起訴されていることを懸念している」と述べた。
ゴーン容疑者の逮捕をめぐっては、フランスでは日産による「クーデター」説が報じられたほか、勾留の長期化や、日本の刑事手続きへの批判が出ていた。東京地裁が検察側の勾留延長請求を却下した20日には、仏メディアが「大逆転だ」と一斉に報じていた。
(2018/12/22 07:00)