[ 政治・経済 ]
(2019/1/17 12:00)
政府は17日、今春の皇位継承に関する式典委員会(委員長・安倍晋三首相)の第3回会合を首相官邸で開き、新天皇が祝賀パレードで使用する自動車をトヨタ自動車の「センチュリー」とすることを決めた。2月24日に政府主催で開かれる天皇陛下の在位30年記念式典では、東日本大震災で被災した福島県の内堀雅雄知事らが国民代表の辞を述べることになった。
祝賀パレード「祝賀御列の儀」は10月22日に行う。前回のパレードでは英ロールスロイス社製のオープンカーを購入して使用したが、既に廃車となっており、新規購入先を検討してきた。
政府は、トヨタや日産、ロールスロイスなど国内外6社に打診。車格やサイズ、環境性能、儀式終了後の有効活用などの面を考慮して決定した。市販のセンチュリーをオープンカーに改造する。予算計上額は8000万円。
在位30年記念式典では、女性で唯一、両陛下の首席随員として海外に同行した川口順子元外相も国民代表の辞を述べる。沖縄県出身の歌手・三浦大知さんらが記念演奏。1700人を招待する。
4月30日の「退位礼正殿の儀」は、天皇陛下の公務が終わる時間を踏まえ、午後5時から開始。三権の長や地方自治体の代表ら338人が参列する。5月1日の「剣璽等承継の儀」は午前10時半からとし、三権の長ら26人が列席。「即位後朝見の儀」は午前11時10分からで、参列者は退位礼正殿の儀と同様の338人を予定する。(時事)
(2019/1/17 12:00)