[ ロボット ]
(2019/1/22 20:00)
【香港=時事】中国広東省深圳市の鉄道警察は、春節(旧正月)の移動ラッシュを前に、人工知能(AI)搭載の巡視ロボット「タンク」と「戦狼」を導入した。不審者の捕獲や、小規模な火災にも対応するという。香港メディアが22日、伝えた。
ロボットは、深圳北駅構内で運用する。タンクは最新の捕獲網を搭載し、10メートル以内の対象者を捕まえられる。武装した不審者を発見した場合の警報や、消火機能も兼備。戦狼は伸縮自在のアームを備え、先端に4万ボルトの出力が可能なスタンガンを持つ。警察業務の負担やリスクの軽減が狙いで、日常の巡視や制圧時に使用するという。
広東省公安庁はこのほか、春節期の治安維持対策として、省内13市にドローン(小型無人機)を配布した。
(2019/1/22 20:00)