[ 政治・経済 ]
(2019/1/26 05:00)
【屏東(台湾南部)=時事】台湾国防部(国防省)は24日、南部の空軍屏東基地で、海軍の専門部隊による無人偵察機の飛行訓練を内外の報道陣に初公開した。2月上旬から始まる春節(旧正月)前の軍事訓練の一環。
無人偵察機「鋭鳶」は全長5.3メートルの固定翼機で、国防部が自主開発・製造した。現行で使用できるのは27機。この日は滑走路を使った同偵察機の飛行訓練を行ったほか、台湾周辺海域で駆逐艦とフリゲート艦を使った海上演習を実施。同偵察機で撮影した演習の様子をモニターを通じて報道陣に公開した。
蔡英文政権は急速に軍拡を進める中国を念頭に、軍備の自主開発や製造を強化している。無人偵察機の公開により、台湾の開発力を誇示する狙いがある。
(2019/1/26 05:00)