[ 政治・経済 ]
(2019/1/30 11:00)
羽田空港に着陸する旅客機が、米軍横田基地が管制権を持つ横田空域を通過する一部の時間帯で、日本側が管制を行う方向で米側と最終調整していることが29日、政府関係者への取材で分かった。
横田空域は東京や静岡、長野、新潟など1都8県の上空約2400~7000メートルの空間で、現在は羽田空港を発着する定期便は通っていない。政府は2020年に開催される東京五輪・パラリンピックの前に、同空域を通過する新ルートの運用を目指している。
これにより、羽田の年間発着回数は現在の6万回から9.9万回に増える見通しで、日本側が管制をすることで旅客機の円滑な着陸が期待できるという。
政府は20年の訪日外国人客数を4000万人とする目標を掲げており、新ルートを実現への追い風にしたい考え。五輪・パラリンピック終了後も、横田空域を通る旅客便は引き続き日本側が管制を続ける見通しになっているという。(時事)
(2019/1/30 11:00)