[ 政治・経済 ]
(2019/2/2 13:00)
総務省は1日、サイバー攻撃への防衛態勢を強化するため、通信回線とつながる家庭用カメラなどIoT(モノのインターネット)機器の安全性について、20日から全国的に調査すると発表した。ネット上でセキュリティーが脆弱(ぜいじゃく)な機器を見つけた場合、ネット接続業者(プロバイダー)を通じ所有者に連絡し、注意喚起する。
総務省所管の情報通信研究機構(NICT)が、パスワードが初期設定のままになっている機器などを調べる。対象は家庭や企業のウェブカメラ、センサーなど2億台。
同省は来年4月に、新たに販売されるIoT機器の安全性強化策も実施する。機器の技術基準を定めた省令を改正し、セキュリティーを強化するソフトウエアを定期的に更新しなければ、メーカーは販売できなくなる。
2020年の東京五輪・パラリンピックを控え、同省はIoT機器を標的にしたウイルスの感染リスクを低減させたい考え。(時事)
(2019/2/2 13:00)