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[ 商社・流通・サービス ]
(2019/2/12 14:30)
【シドニー=時事】オーストラリアのカンタス航空は、2006年に行ったエアバスの超大型機「A380」8機の発注を正式に取り消したことを明らかにした。ロイター通信が7日報じた。
四つのエンジンを持つA380は1機当たり4億4560万米ドルと高額で、将来性に懐疑的な見方が広がっている。
カンタスの広報担当者は、エアバスとの協議を通じて発注の取り消しが決まったと指摘。「これらの航空機はカンタスの機材、航空ネットワーク計画に含まれていなかった」と説明した。
保有済みの12機のA380については、今年半ばから機内の改修を行う計画であり、「今後も長く」使用するとの見通しを示した。
ロイターによると、A380をめぐっては、エミレーツ航空も発注した一部を小型のA350に変更することを検討している。エアバスは当初の予定よりも早い時期にA380の工場を閉鎖することも検討しているという。
(2019/2/12 14:30)