[ ICT ]
(2019/2/16 05:00)
華為技術(ファーウェイ・テクノロジーズ)や中興通訊(ZTE)の母国、中国での移動通信基地局入札でスウェーデンのエリクソンが最も安い応札額を提示した。
チャイナ・ユニコム香港の親会社による第4世代通信(4G)基地局入札で、エリクソンは同社製品を210億元(約3440億円)で販売すると提案。華為の提示額より25%、ZTEより22%低かった。最も高い応札額はフィンランドのノキアで347億元。
通信機器の応札額が公に開示されるのは珍しく、今回の提示額が各社の世界的な販売価格を反映しているかどうかは不明。
ジェフリーズ香港のアナリスト、エディソン・リー氏はZTEについて、自社製品の品質向上を踏まえ、もはや価格だけで競っているのではないことを応札額が示唆していると13日の顧客向けリポートで指摘した。
エリクソンは2018年10-12月(第4四半期)に中国での売り上げが伸びたことを明らかにしている。同社は日本含む北東アジアから売上高全体の約10%を得ている。(ブルームバーグ)
(2019/2/16 05:00)