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[ 自動車・輸送機 ]
(2019/3/24 05:00)
インドネシアの格安航空会社ライオン航空は昨年10月28日、運航していたボーイング737MAX8のコントロールに苦しんでいた。その操縦士は思わぬところから助けを得たという。非番でたまたま乗り込み、操縦室にいた“3人目”のパイロットからだ。
コックピット内の補助席に座っていたこのパイロットは問題を的確に把握し、同機の担当クルーに対して正しく作動していない飛行制御システムの解除方法を伝え、この機を救った。インドネシア側の調査に詳しい関係者2人が明らかにした。
調査担当者らは翌日の29日、別のクルーにより運航されていたMAX8で同じ問題が発生したとみている。同機はジャワ海に墜落し、乗客乗員189人全員が死亡した。
インドネシア国家運輸安全委員会(NTSC)が公表した11月28日の事故報告書では、墜落事故の前日、バリ島からジャカルタに向かう便について、正副操縦士の他にコックピット内に第3のパイロットがいたことは触れていなかった。またこれまでそうした報道もなかった。
(2019/3/24 05:00)