[ トピックス ]
(2019/4/12 05:00)
日刊工業新聞社が16日に発売する月刊誌「型技術5月号」は、「鋳造・ダイカストにおける最新のCAE/解析技術」を特集する。鋳造プロセス、金型の最適設計、湯流れ現象などの面から、CAE(コンピューター利用解析)、解析技術の動向を紹介する。
研究事例として、粒子法による鋳造時の流動・凝固現象連成解析、破断チル層の巻込み予測解析、ランナー形状の最適化などの手法を解説する。CAEソフトウエアの最新動向も取り上げ、ベンダー各社が最新機能を解析事例と合わせて披露する。また、マツダがスカイアクティブエンジンの薄肉・軽量化に向けて取り組んだ、ダイカスト湯流れのモデルベース検証技術開発について紹介する。
試作コストの低減やリードタイムの短縮に向けて、近年多用されるようになったCAEでは、3次元設計環境の普及、コンピューターの計算処理能力の向上などにより、高度な機能の実装、細かいメッシュサイズの計算、計算の高速化などが可能になった。複雑形状、微小部位が解析対象になり、大規模モデルの解析が実行されるようになっている。
(2019/4/12 05:00)