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[ 自動車・輸送機 ]
(2019/5/7 05:00)
【ワシントン・ロイター時事】複数の関係筋によると、米電気自動車(EV)大手テスラは、ニッケルや銅などEVバッテリー用鉱物が近い将来、世界的な不足に陥るとみている。同社幹部が2日、業界会合で語ったという。
関係筋によれば、テスラのバッテリー用鉱物グローバル・サプライ・マネジャーは、ワシントンで開催された鉱山会社や規制当局、議員などによる会合で、近い将来、EV生産に使われる主要鉱物が不足するとの予想を明らかにした。
さらに、同社のイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)の下で策定されたバッテリー電極へのコバルト利用削減方針の一部として、引き続きニッケルを重視していく考えも示した。コバルトは主にコンゴ(旧ザイール)で生産されているが、児童労働などの問題が指摘されており、業界では使用が敬遠されている。
関係筋によると、同マネジャーは、オーストラリアや米国の鉱山会社との提携について、テスラにとっては「非常に大きな可能性がある」と述べた。
(2019/5/7 05:00)