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[ エレクトロニクス ]
(2019/5/21 05:00)
半導体メーカーのマーベル・テクノロジー・グループは、米グローバルファウンドリーズから半導体設計部門アベラ・セミコンダクターを現金6億5000万ドル(約715億円)で取得する。第5世代通信(5G)網とクラウドデータセンターに必要な特殊性の一段と高い半導体の製造で態勢強化を図る。
同部門は以前、米IBMが所有していたが、2015年にグローバルファウンドリーズが取得した。買収でASIC(特定用途向け集積回路)分野のエンジニア800人前後を獲得するマーベルの20日の発表によると、取引は年度末に当たる来年1月までの完了を目指す。一定の条件が満たされた場合、さらに9000万ドルを支払う可能性があるという。
マット・マーフィー最高経営責任者(CEO)はインタビューで、「ASIC市場で当社に戦略的位置付けを与えるとともに、5G市場でのプレゼンスを高めることにつながる」買収だと語り、マーベルの売上高が20年に約3億ドル押し上げられるとの見込みを示した。
マーベルはバミューダで法人登録しているため、取引成立には米当局の承認が必要となる。中国からは必要ないだろうと同CEOは語った。(ブルームバーグ)
(2019/5/21 05:00)