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[ 自動車・輸送機 ]
(2019/5/21 14:00)
インドネシア当局は、ボーイング737MAXの運航停止を来年まで続ける可能性があると示唆した。2回の墜落事故を起こしただけに、運航再開に引き続き慎重だ。
インドネシアのプラメスティ航空総局長はジャカルタでの20日のインタビューで、たとえ米連邦航空局(FAA)が737MAXの運航再開を認めたとしても、インドネシアは提案済みの修正項目を検証した結果に基づいて独自に決定を下すと発言。パイロットは従来よりも厳格な必須のトレーニングを履修しないと、同機の操縦を認められないようにするとした。
その上で同総局長は、全体として見れば「多くの問題」があり、インドネシアで年内に運航が再開できるかどうか不透明だとし、「われわれが同機を使い続けるかどうか予想がつかない」と述べた。
このコメントは、ボーイングが737MAXの修正ソフトを完成させても、全世界での運航再開までにはまだかなり時間がかかることを浮き彫りにした。同機を最も多く保有するサウスウエスト航空の最高経営責任者(CEO)は先週、今年の夏には運航が再開されることを望むと述べた。ボーイングの担当者にコメントを求めたが、これまでに返答はない。(ブルームバーグ)
(2019/5/21 14:00)