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[ 自動車・輸送機 ]
(2019/7/3 16:30)
中国の2大造船メーカーが統合に近づいており、規模で海外勢をはるかに凌駕(りょうが)する巨大な軍産の複合企業が誕生する可能性がある。中国船舶重工集団(CSIC)と中国船舶工業集団(CSSC)は共に戦略的な再編を計画している。両社の上場部門が資料で発表した。統合後の新会社は、空母から軍艦、貨物船、石油タンカーに至るあらゆる船舶を製造することになる。
鉄道車両やコンテナ船といった業界で同様の統合を進めるなど、中国はさまざまな分野で国を代表するような圧倒的規模を誇る大企業の創設に取り組んでいる。アジア太平洋地域で商業・政治的影響力拡大を図る中で、巨大造船会社の誕生に向けた取り組みが進む。
新造船会社を巡る計画はすでに1年以上検討されているが、時価総額で世界3大造船会社の韓国造船海洋、大宇造船海洋、サムスン重工業の韓国3社を合わせても、この新会社の売上高の半分にも満たない。(ブルームバーグ)
(2019/7/3 16:30)