[ ICT ]
(2019/7/10 05:00)
【ニューヨーク=時事】米IBMは9日、米ソフトウエア大手レッドハットの買収が完了したと発表した。買収額は約340億ドル(約3兆7000億円)と、IBMとしては過去最大。成長が見込めるクラウド事業を強化し、先行するアマゾン・ドット・コムやマイクロソフトなどに対抗する。
IBMは昨年10月、レッドハット買収で合意したと発表。2019年下半期の手続き完了を見込んでいた。レッドハットはIBM傘下で独立した事業部門として存続し、ホワイトハースト最高経営責任者(CEO)も留任する。
レッドハットは1993年創立。オープンソースの基本ソフト(OS)「リナックス」関連のソフトサービスを手掛け、19年2月期の売上高は34億ドルだった。
(2019/7/10 05:00)