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[ エレクトロニクス ]
(2019/7/29 05:00)
携帯電話ネットワークで使われる重要部品を供給している米ザイリンクスは24日、中国の華為技術(ファーウェイ)に対する米政府の禁輸措置が業績に打撃を与えているとし、同社への広範な出荷再開許可を求めたことを明らかにした。
ザイリンクスは同日の決算発表で、7-9月(第2四半期)の売上高見通しを8億-8億5000万ドル(約865億-920億円)と示した。アナリストの予想平均は8億5280万ドルだった。米国と中国の貿易紛争が続く中で、ザイリンクスの業績が注目されていた。
ビクター・ペン最高経営責任者(CEO)は電話会見で、米政府が5月半ばにファーウェイをブラックリストに載せてから、同社向け出荷を全て停止したと述べた。旧来型部品の一部の供給を再開したが、第5世代通信(5G)ネットワーク機器向けの部品は提供していないと説明した。
「選別的な製品出荷再開が合法的に可能だと判断した」とする同CEOによれば、米政府に申請しているのは追加的な一部製品の出荷再開だが「決して全製品ではない」という。(ブルームバーグ)
(2019/7/29 05:00)