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[ 商社・流通・サービス ]
(2019/7/30 07:30)
配車サービスの米ウーバー・テクノロジーズは29日、世界のマーケティング部門で従業員を3分の1削減すると発表した。最高経営責任者(CEO)は事業の伸び悩み懸念への対応を図っている。
ウーバーは約400人の従業員を解雇する。ダラ・コスロシャヒCEOが同日、電子メールで従業員に通知した。
ブルームバーグが閲覧した同メールによると、コスロシャヒCEOは「当社は急成長したが、伸び悩んでいるという全般的な感覚がある。会社が大きくなるにつれてこうした状況が起きるのは自然だが、速やかに対処する必要がある」と指摘。「当社のチームの多くは大き過ぎて、作業の重複を招き、不透明な意思決定を助長しており、平凡な結果につながりかねない」と付け加えた。
ウーバー株は5月に上場し、現在は新規株式公開(IPO)価格をわずかに下回る水準で取引されている。
今回の人員削減は、ウーバーの世界全体のスタッフの約1.6%に相当する。ジル・ヘーゼルベーカー氏がマーケティングとコミュニケーション部門の責任者に先月就任して以来、同部門にとって初めての大幅な再編となる。(ブルームバーグ)
(2019/7/30 07:30)