[ ICT ]
(2019/7/30 11:00)
スマホ向け半導体メーカーの米クアルコムは29日、中国のインターネットサービス会社テンセント・ホールディングス(騰訊)との間で、クアルコム製モバイル用チップ「スナップドラゴン」を搭載するモバイルゲーム端末を巡る提携で合意したと発表した。
クアルコムはテンセントとのパートナーシップを通じて、世界最大のモバイルゲーム市場である中国で自社テクノロジーのプレゼンス強化を期待する。同社の発表によれば、両社の協力には拡張現実(AR)および仮想現実(VR)の技術開発が含まれる。
テンセントのソーシャルメディアサービス、微信(ウィーチャット)は中国全土で10億人余りが利用し、同社はオンラインゲームから収入の3分の1程度を得ている。一方のクアルコムは、第5世代通信(5G)のハードウエアを提供する有力企業として地位固めを目指しており、業界の一大勢力であるテンセントとの関係強化は重要な意味を持つ。(ブルームバーグ)
(2019/7/30 11:00)