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[ エレクトロニクス ]
(2019/8/2 05:00)
【フランクフルト=時事】独半導体大手インフィニオン・テクノロジーズが1日発表したところによると、2019年度第3四半期(19年4-6月期)の売上高は前期比2%増の20億1500万ユーロ、総部門利益は5%減の3億1700万ユーロ、純利益は3%減の2億2400万ユーロだった。全4部門が為替差益にも助けられて増収を遂げたが、世界景気の低迷で主力の自動車と産業の両部門の利益が減少した。
自動車部門では電気自動車(EV)関連の半導体需要は旺盛だったが、従来型の自動車向けが低迷。産業部門は太陽光発電や風力発電の分野で需要が回復する一方、家電の減退が続いた。これに対し、電力制御・マルチ市場部門は季節的な携帯機器の需要拡大を背景に10%の増益を果たした。
同社は通年度の売上高が約5%増、総部門利益をベースとする売上高利益率が16%とした見通しを堅持した。
(2019/8/2 05:00)